需要がある言語の調べ方は?
高い収入が得られる言語は何?
この記事では需要のあるプログラミング言語を調べる方法について解説します。
需要のあるプログラミング言語を押さえてプログラミング学習を進めることで、就職・転職で採用されやすくなり、なおかつ将来高い収入を狙うことも可能になるでしょう。

プログラミングに20年ほど携わってきた筆者が解説します。
なぜ転職サイトで調べるのか?
今求められている生の情報だから
需要のある言語を調べるなら今世の中に必要とされている情報を探すべき。
転職サイトに掲載されている求人は、今まさに世の中に必要とされている最も鮮度の高い情報です。
就職サイトに比べて具体的な言語が分かるから
新卒向けの就職サイトではなく、あえて転職サイトで調べる理由は具体的な言語が分かるから。
どういうことかと言うと、企業は「転職者」を採用するとき、即戦力を求めます。
だから転職サイトでは「◯◯の言語ができる人募集!」といった具合で具体的に必要とされている言語が書かれている事が多いんです。
一方、新卒向けの就職サイトではポテンシャル採用になります。ポテンシャル採用は入社後に一からしっかり教育する事を前提として採用しているため、どの言語を求めているかはっきり書いてない傾向にあります。
従って就職サイトより転職サイトで調べた方が需要のある言語が分かるのです。
将来狙える年収が分かるから
転職サイトには年収の記載があります。
例えば、
400~900万円
と年収幅が記載されているもの。
未経験で転職すると年収幅のほぼ最低年収の400万円前後からのスタートになるでしょう。
しかしながら、年収幅の上限値が高いと将来高い年収を狙える可能性があります。
他にも、
年収 580万円(32歳)
年収 400万円(24歳)
と年齢による年収例が記載されているものもあります。
具体的な年齢での年収例があれば将来狙える年収の見込みが立ちます。
このようにあらかじめ将来の見込み年収が高い会社が求めるスキルを押さえておく事で、あなたがこれから選ぶべき言語も変わってくるため、先に年収を押さえておくのが大事です。
プログラミング言語の需要を調べる方法
ここからは今需要のあるプログラミング言語を具体的に調べる方法を解説していきます。
まずは転職サイトへ
求人情報を調べるために、まずは転職サイトを見に行きましょう。
大手転職サイトだと多くの求人情報が無料で見れます。
| 転職サイト | 求人数(IT系) | 確認日 |
| doda | 52,916 | 2023/9/19 |
| リクナビNEXT | 19,067 | 2023/9/19 |
分野ごとの件数を把握
プログラミングに関する職種で絞り込みをしていき、件数の多さによって大まかに需要を把握します。
ここでは求人数が多いdodaで具体的な調べ方を解説していきますが、他の転職サイトでも考え方は同じです。
dodaのサイトへ移動したら、まず「職種」を選択します。

次に職種の「分類」を見ていきます。

プログラミングの仕事は、
「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)」 か
「技術職(組み込みソフトウェア)」
が該当しますが、注目すべきはこの時点で表示される求人件数です。
この時点で後者の1,747件に比べて前者は26,063件で約15倍ほど求人があることが分かります。
つまり前者のほうが圧倒的に需要がある、ということが言えます。
次に、より需要がある
「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)」
を選択すると右側に職種の一覧が現れます。

ここでも職種毎に求人件数が表示されます。
ざっと眺めてみると最も多いのが、
「システムエンジニア(Web・オープン系・パッケージ開発)」11,135件
でした。
「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)」 26,063件のうち
「システムエンジニア(Web・オープン系・パッケージ開発)」が 11,135件ですので、
約43%がシステムエンジニアの仕事を占めています。
このことから需要が最も多いのはシステムエンジニアの仕事であることが分かります。
これで需要の多い職種が分かりましたので、次からさらに条件を絞り込んでいきます。
システムエンジニアの仕事について
システムエンジニアの仕事範囲は会社によっても多少異なりますがプログラミングを始め、仕様決めや顧客との折衝などの上流工程まで及びます。
会社によっては上流工程のみの場合もありますが、上流工程のみだとしても基知識礎としてプログラミングのスキルは必須です。
得られる年収を確認
職種を絞り込んだら、さらに年収でも絞り込みましょう。

目安としては下限値を500万円程度にするとよいでしょう。
未経験ですぐに500万円を狙うことは難しいですが、将来高い年収を狙える仕事をあらかじめ押さえるために、ある程度高い年収を下限値にしておくと効率よく調べられます。
これで検索して出てきた結果をざっと見ていきましょう。
一部低い年収の求人も混ざってきますが、無視して比較的高い年収の会社を重点的に見ていくと次のような事例が出てきます。

このように年収事例を見て、将来的に比較的高い年収を狙える会社を選び、さらに詳しく見ていきます。
求められている言語の傾向をつかむ
比較的高めの年収を狙える会社を選んだら仕事内容や求めるスキルが書かれている部分をよく読みます。
すると、次のような情報が出てきます。

この例では、Java、PHP、C#の言語が必要とされています。
要するに、これが需要のある言語です。(上記はあくまでも一例です)
前の見出しで解説した得られる年収を確認と、この見出しで解説している作業を複数の会社に対して繰り返し調べていくことで傾向をつかみます。
すると、自ずと需要があって将来高い年収が狙える言語が分かります。
先にエージェントに相談するのもアリ
本記事では需要のあるプログラミング言語を知ることで、これから何の言語に取り組めばよいかを効率的・戦略的に選ぶための方法を書いています。
しかし、あなたが20代でIT業界への転職意志が固いなら先にエージェントに相談してしまうのも有効です。
20代は経験ではなくポテンシャルや意欲で採用されますので、早ければ2週間~1ヵ月程度の短期間でIT業界へ転職できてしまう可能性もあります。
すぐ転職しないにしても、エージェントは業界動向に詳しく需要のある言語や技術の最新情報を持っています。エージェントに聞いてしまえば自分で調べる手間を削減できます。
なお、エージェントのサービスは無料で受けられます。
おすすめ転職サイト
おすすめの転職サイトをご紹介します。
どれも無料です。
情報収集向け
| 転職サイト | 特徴 |
| doda | 求人数が豊富 |
| リクナビNEXT | 利用者数がダントツ |
エージェントを利用したい人向け
| 転職サイト | 特徴 |
| doda | 求人数が豊富 |
| リクルートエージェント | リクルートが運営するエージェント特化サービス |
| type転職エージェント | IT求人に特化した厳選求人あり |
まとめ:言語の需要を調べるなら転職サイトがオススメ
本記事の内容をおさらいします。
世の中に必要とされているプログラミング言語を転職サイトで調べる理由は次の3つです。
① 今求められている生の情報だから
② 就職サイトに比べて具体的な言語が分かるから
③ 将来狙える年収が分かるから
転職サイトでの調べ方は次の4ステップです。
① 分野ごとの件数を把握
② 得られる年収を確認
③ 求められている言語を確認
④ ②~③を繰り返して傾向をつかむ
この4ステップを踏めば、今需要のあるプログラミング言語を知ることができるでしょう。
しかしながら、調べるには時間がかかりますのでエージェントに聞いてしまうのも非常に有効です。
あなたが20代で、なおかつIT業界への転職意欲が高いならエージェントを通して転職活動に踏み切るのもよいでしょう。
自分はコミュ障だからエージェントには聞きにくいな……という人はもちろん自分で地道に調べてもOKですし、とにかく早く進めたい人はエージェントサービスを利用して相談しましょう。
自分で調べたい人はこちらへ。
エージェントサービスを使いたい人はこちらへ。
ここまで記事を読んで頂きありがとうございます。
最後に筆者からの応援メッセージです。
20代の人は未経験でも興味や意欲さえあれば十分にIT業界へ入っていけます。
もちろん、スキルを習得するには時間がかかりますし、簡単な仕事ではありません。
しかしスキルが身についてきて自分が作ったプログラムによって世の中の一部が動いていることを実感したとき、大きなやりがいを感じられるでしょう。
今は間違いなくITの時代です。
ITスキルを磨けば将来コンサルへ転職して高い収入を得られるなど、大きな可能性を秘めています。
実際に筆者の友人で40代で大手外資系ITコンサルへ転職して年収が500万から1200万オーバーまではね上がった人を知っています。
筆者は40代となって実感しましたが、20代は新しいことに挑戦するには本当に有利です。
20代だとまだまだ時間を多く取れると思いがちですが、変な道へ進んでしまったと気づいたときに30代になっていると、その時IT業界へ転職しようとしても即戦力を求められるため非常にハードルが高くなります。
「時は金なり」です。
日々、のんびりダラダラ過ごしてしまうとあなたの旬な時期を逃してしまうかもしれません。
だから20代の早いうちに行動を起こすのが吉。
将来幸せな人生を送るために、今行動を起こしましょう!
この記事を読んで頂いたあなたを陰ながら応援しています!