プログラミング向きのパソコンは何を選べばいい?
スペックはどれくらい必要?
ノート?それともデスクトップ?
Macがいい?Windowsがいい?
オススメのパソコンを教えて!
こんなお悩みにお答えします。

現役の社内SEです。社内のPC選定に9年、プログラミングに20年ほど関わってきた筆者が解説します。
ノートかデスクトップか
ノートPCを選ぶことをオススメします。
理由を詳しく説明していきます。
ノートとデスクトップの特徴
比較項目 | ノート | デスクトップ |
携帯性 | ◎ | ✕ |
省スペース性 | ○ | △ |
価格 | △ | ○ |
拡張性 | ✕ | ◎ |
携帯性
デスクトップPCは本体、モニター、キーボードの3つが分かれていて、本体は重さが3kg以上するものが大半のため容易には動かせません。
一方、ノートPCなら本体、モニター、キーボードの3つがセットになっていて、重さが1~2kg程度に収まるものが多いため、手軽に持ち運んで使用することができます。
省スペース性
デスクトップPCはサイズが大小ありますが、省スペース型でもざっくり幅10×奥行30×高さ30cmくらいの場所をとります。
これに加えてモニターとキーボードを加えた幅70×奥行40×高さ40cmくらいのスペースが必要です。
一方、ノートPCは15.6型(インチ)のPCであればモニタを開いた状態で、ざっくり幅36×奥行24×高さ26cmくらいのスペースで済みます。
価格
ノートPCはデスクトップPCに比べて割高なものが多いため、コストパフォーマンスの面ではデスクトップの方が優れています。
ただ、近年はテレワーク需要の増大のためかノートPCの価格が低くなっている傾向があります。
国産メーカーにこだわらなければ比較的安価に購入できるものもあります。
拡張性
デスクトップPCはメモリを増設したり拡張ボードをつけたり後からハードウェアを追加しやすい特徴があります。スペックを大きくアップさせたい場合に融通が効くのがデスクトップPCです。
一方、ノートPCはせいぜいできてメモリの増設くらい。メーカーでしかメモリを増設できない機種も多いです。
とはいえ、大抵の場合は増設する可能性が低いので拡張性は気にしなくてOK。
プログラミング初心者はノートがオススメ
これからプログラミングを始める人で、ノートPCとデスクトップPCのどちらを選べばよいか迷っているならノートPCをオススメします。
理由は、
持ち運ぶ可能性がある
から。
プログラミングは始める前に開発ソフトをインストールしたり設定をしたり、、、と開発に必要な環境を整える必要がありますが、ここでつまづく場合かあります。
また、プログラミングをしていると書いたプログラムが間違っていることでよくエラーが出ます。
このエラーをつぶさないとプログラムが動かないので必ずつぶす必要があります。
自力でつぶせればよいですが、初めのうちは原因が分からず、なかなかエラーをつぶせない場合があります。
そんな時、詳しい人が身近にいれば持って行って直接聞けますよね。
それに勉強会やスクールに参加する場合は持ち運べなければ参加できません。(オンラインは別ですが、、、)
実際、筆者もパソコン初心者の頃は詳しい友人の家へノートPCを持ち込んで分からないところを教えてもらっていました。
何事もそうですが自分より優れている人に教えを請うのは上達への近道です。
なので、これからプログラミングを始める人が買うなら持ち運べるノートPCをオススメします。
ここから先はノートPCに絞ってさらに解説を進めていきます。
MacかWindowsか
結論、Windowsをオススメします。
理由は最もシェアが高く、つぶしが効くからです。
さらに深掘りして説明していきます。
OSについて
MacやWindowsってよく聞く言葉ですが、何だか知っていますか?
これらはOS(Operating System)の一種です。
Operating Systemを直訳すると「操作システム」ですが、一般的には「基本ソフト」と言われています。
OSの役割は様々ありますが、ざっくり説明すると主に次の通りです。
ハードウェアの制御
ファイルの管理
アプリケーションの管理
ハードウェアの制御
ユーザーからマウスやキーボードなどの操作に対して、ハードウェアに細かな指示を出して制御します。
例えば、WebブラウザでWebサイトを見る場合、
Webブラウザ(アプリケーション)
↓
OS
↓
Wi-Fi(ハードウェア)
といった具合で指示が出されます。
ファイルの管理
データを「ファイル」という塊にして扱えるようにするのもOSの役割です。
普段、人が何気なく使っている「ファイル」は人が理解しやすいように表現していますが、実際はデータの塊で、OSがこの塊ごとにデータを区別しているのです。
このファイルを管理するOSの機能を「ファイルシステム」と言います。
アプリケーションの管理
OSは任意のプログラム(=アプリケーション)を動かすことができます。
メモリを適切に管理してアプリケーション同士が競合しないよう制御するのもOSの役割です。
アプリケーションの起動、終了はもちろんですが、複数同時に動かせるのもOSが適切に制御しているからできるワザなのです。
OSのシェア
OSにはいくつか種類がありますが2023/6時点のシェアは、
OS | 日本 | 世界 |
Windows | 68% | 68% |
Mac | 16% | 21% |
計 | 84% | 89% |
となっており、
世界で見るとWindowsとMacの2つで90%近くを占めています。
日本のOSシェア
OS | シェア |
Windows | 68.86% |
OS X(Mac) | 16.63% |
Unknown | 12.9% |
Chrome OS | 0.82% |
Linux | 0.79% |
FreeBSD | 0% |
日本でのシェア1位はWindowsの68.86%、2位はMacの16.63%で2つを合わせて85.49%になります。
世界のOSシェア
OS | シェア |
Windows | 68.15% |
OS X(Mac) | 21.38% |
Unknown | 4.15% |
Chrome OS | 3.23% |
Linux | 3.08% |
FreeBSD | 0.01% |
世界でのシェア1位はWindowsの68.15%、2位はMacの21.38%で2つを合わせて89.53%になります。
日本でも世界でも同じく1位がWindows、2位がMacとなっています。
何を作るかでOSを選択
作りたいもの | OS |
iPhoneアプリ、Webアプリ | Mac |
その他 | Windows |
MacはiPhoneアプリやWebアプリの開発を得意としています。
標準でiPhoneアプリ開発用の「Swift」という言語が用意されており、Mac購入後はすぐにiPhoneアプリ開発に取り組めます。
一方、Windowsではほとんどのものが開発可能です。
Windowsは標準でiPhoneアプリ開発は出来ませんが、後から開発環境をインストールして開発することができます。
作りたいものがはっきり決まっていない場合は最もシェアが高くオールマイティーなWindowsを選択しておくのが無難です。
必要スペック
Macは機種が限られるため、ここではWindowsを選ぶ際のスペックについてポイントを絞って説明していきます。
基本は3つ【重要度★★】
PCを選ぶときの最重要ポイントは次の3つです。
パーツ | スペック |
CPU | Intel Core i5 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
この3点がPCの性能を決める主要パーツになります。
上記をクリアしているPCであれば快適に使えるでしょう。
上記表3点のバランスが大事で、どれかのスペックが下回っていると、そこがボトルネックになって、実際に使ってみると固まる頻度が高いと感じるでしょう。
PCの中には安いものもありますが、多くの場合は上記表のどれかのスペックを下回っています。
スペックのいいものを選べば日々の時間を短縮できることにつながり、スキルアップの伸びにも好影響を及ぼします。
スキルアップすれば収入アップにもつながって結果的にPCにかけた費用を早く回収できます。
このため、少し値段は高くても上記の表をクリアするPCの購入をオススメします。
ここから、さらに深掘りして解説していきます。
CPU
CPU(Central Processing Unit)はコンピュータの演算を担う部品で、いわばコンピュータの「頭脳」にあたります。
CPUのメーカーは大きく分けてIntel社とAMD社があります。
メーカー | 特徴 |
Intel | 品質が非常に高く圧倒的に動作が安定 |
AMD | Intelより安価、並列処理が得意 |
AMDはコストパフォーマンスがよいのですが、筆者は安定性の高いIntelをオススメします。
その理由は、20年以上IntelのCPUを搭載したPCを買い替えながら自宅でも会社でも使い続けてきましたが、大きな問題もなく安定して使えているからです。
AMDはパーツやOS、ソフトなどの相性問題でちらほらパソコンが正常に動作しないことがある、という話を昔から聞きます。現在は改善されてるかもしれませんが、AMDは一抹の不安を拭えません。
このため、筆者の経験からも安定した動作実績を持つIntelをオススメします。
さて、現在のIntel社のCPUシリーズは下表の通りです。
シリーズ | 性能 |
Core i9 | 高い |
Core i7 | ↑ |
Core i5 | ↑ ★ここが分かれ目 |
Core i3 | ↓ |
Pentium | ↓ |
Celeron | 低い |
この中でCore i5以上のPCを選ぶようにしてください。
筆者は会社のPCを9年、200台以上の選定と管理をしています。
そこで得た知見として、大抵の用途でサクサク動く境目がCore i5ということを知っています。
Core i3以下を選ぶと動作がやや重たくなって待ちが増える傾向があります。
プログラミングをするなら最低でもCore i5、予算に余裕があればCore i7やCore i9搭載のPCを選ぶとより快適に使えます。
メモリ
メモリはPCの電源が入っている間にデータを一時的に記憶するための部品です。
コンピュータの世界ではデータの量をByte(バイト)という単位で表し、「B」と略されます。
現在主流のメモリ容量はGB(Giga Byte=ギガバイト、ギガは10の9乗)単位が一般的で8GB、16GBが売れ筋です。
メモリは机の上のスペースに例えられます。
作業スペースが広ければ広いほど、平行作業ができますよね。
コンピュータの世界ではメモリが多ければ多いほど、より複数のプログラムを同時に動かせます。
AI開発や3D画像を使ったゲーム開発をするなら16GBはないと心もとないですが、それ以外のプログラミングであれば8GBあればそこそこ快適に動作します。
メモリは最低8GB、予算が許せば16GBのものを選ぶとよいでしょう。
ストレージ
ストレージはPCの電源を切ってもデータを記憶しておける部品です。
ストレージにはHDD(Hard disk drive)とSSD(Solid state drive)の大きく2種類に分かれます。
比較項目 | HDD | SSD |
記録方式 | 磁気ディスク | メモリ(永続記録用) |
価格 | 安価 | 高価 |
読書速度 | 低速 | 高速 |
データの読み書き方式の違いとして、HDDは回転する磁気ディスクを磁気ヘッドで読み書きするメカニカルな機構に対し、SSDは電気信号で読み書きする電気的な機構の違いがあります。
「電気の速さ」=「光の速さ」ですので、ディスクが回転して読み書きするメカニカルな機構のHDDよりも電気的な機構のSSDの方が圧倒的に早いことが想像できると思います。
近年、HDDからSSDへの世代交代が進んでおりSSDが一般的になりつつありますが、未だHDDも健在です。SSDよりも安価なため大容量が必要な場合はHDDを選択することがあるからです。
とはいえ、大容量が必要な場合よりも普段使いで速いほうが圧倒的に生産性が高いため、
絶対にSSDを選んで
下さい。
容量は最低256GBは必要です。
近年の開発では仮想環境(PCの中に別のPCを丸ごと動作させること)を使うケースが想定されます。
仮想環境を使いだすと256GBでは足りなくなる恐れがありますので、予算が許せば512GBあると安心です。
間違ってHDDを選ばないようにくれぐれも注意してください。
次に重要な3つ【重要度★】
項目 | スペック |
画面サイズ | 15.6型 |
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
重さ | ~2kg |
ここで説明する3つのポイントは最重要ではないものの、購入後に変更できない部分になりますので重要度はやや高めになります。
画面サイズ
画面サイズとは、表示部分の対角線の長さを型(インチ)で表したものです。
プログラミングをする場合、15.6型(インチ)がオススメです。
その理由は2つ。
プログラムの表示領域が広い
持ち運べる大きさ、重さの許容範囲内
プログラミングをするときには統合開発環境(開発用ソフト)で作業することが多くなります。
その時、統合開発環境のウィンドウが複数に仕切られていてプログラムを書くエリアが狭くなります。
下の図はVisual Studioの例です。
プログラムを書くエリアが狭くなると、画面内に一連の処理が収まらず、上下にスクロールするハメになります。
この状態は何より非効率ですし、目も疲れます。
ノートPCの中でも15.6型(インチ)あればプログラムを書くエリアを比較的広くとれるため、効率的です。
持ち運びの面から見ると、15.6型(インチ)の大きさであれば大抵はバッグに入れて持ち運べます。
重さも大体2kg程度に収まるので持ち運べる許容範囲内です。
ノートの中では大きめサイズの部類に入りますが、プログラミングをするなら15.6型(インチ)くらい確保するのがオススメです。
解像度
モニターは点の集まりでできていて、点を横×縦の数値で表します。
この細かさを解像度と言います。
現在は1920×1080(フルHD)の解像度が主流で、この解像度があれば十分です。
たまに安い機種でこの解像度より低いものがありますので1920×1080(フルHD)より低い解像度を間違って選ばないように注意しましょう。
重さ
長時間の持ち運びを考えると1.5kg以下が理想です。
しかし、画面サイズが15.6型になると1.5kgを越える機種が多くなってきます。
持ち運べる現実的な重さは2kg程度までです。
このため、2kg以下でできるだけ軽いものを選びましょう。
その他ポイント7つ
その他に優先度は低いものの、押さえておきたいポイントを7つ紹介します。
Wi-Fi規格
最低、Wi-Fi 4とWi-Fi 5 に対応している機種を選びましょう。
とはいえ、現在販売されているほぼ全ての機種は対応していますのであまり気にしなくてもOKです。
これだけ押さえておけばOKですが、もう少し詳しく知りたい人のために深掘りします。
Wi-Fiの規格は下表のようになっています。
名称 | 規格 | 最大通信速度 | 周波数 |
Wi-Fi 6E | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 6GHz |
Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz/
5GHz |
Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz |
Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz/
5GHz |
(なし) | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
(なし) | IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz |
(なし) | IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
(なし) | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz |
表の上の方が新しい規格で、速くなっていきます。最新のWi-Fi 6 / 6Eでは最大通信速度が9.6Gbpsと超高速です。
ただし、PCの性能やWi-Fi 親機の性能、他のPCとの混線など様々な要因により実際の速度はここまで出ないことを理解しておきましょう。
次に、規格の見方を解説します。
Wi-Fiの規格はIEEE 802.11◯◯という記号で表され、一般的に売られているPCの仕様表には「IEEE 802.11a/b/g/n/ac」のように◯◯の部分だけ「/」で区切られて書かれています。
「Wi-Fi 5」のように名称で書かれていないことが多いので、買う時に仕様表を見る場合は上記表を見ながら◯◯の部分だけ重点的に確認しましょう。
続いて周波数について説明します。
Wi-Fi通信に使われる周波数は2.4GHzと5GHzが使われていますが、周波数が低いと電波が悪いところでも届きやすい代わりに速度が落ちます。
逆に周波数が高いほど速度が速い代わりに電波が悪いところには届きにくい特性があります。
どの周波数を使うかはPCが自動で判断してくれるので使う人は意識する必要はありません。
最新のWi-Fi 6ではどの周波数でも最大9.6Gbpsと超高速になっているため、予算が許すならWi-Fi 6に対応している最新機種を選ぶとよいでしょう。
注意点としては、Wi-Fiのアクセスポイント(親機)がWi-Fi 6に対応していないと、いくらPC側がWi-Fi 6でもWi-Fi 6の速度は出ません。
従って、自宅で使う場合はWi-Fiのアクセスポイント(親機)もWi-Fi 6に対応したものを設置するようにしましょう。
USBポート数(接続口)
USBのポート数(接続口)は3ポート程度あると安心です。
USBの用途は様々ですが、例えば次の例があります。
外付け拡張モニタとの接続
USBメモリの接続
マウスやキーボード
スマホとの接続
ヘッドセット
ただ、最低でも1つあれば別売のUSBハブをつなげて拡張可能なため、あまり気にしすぎる必要はありません。
とはいえ、USBから給電する必要があるものを接続する予定がある場合はPC本体から直接接続しないとうまく動作しないことがあるため、ポート数は多い方がよいでしょう。
最低1つ、できれば3つくらいの機種を選ぶとよいでしょう。
Bluetooth
ほぼ全ての機種がBluetoothに対応していますので、あまり気にしなくてOKです。
ついていなかったとしてもUSBポートに別売のBluetoothアダプターをつければ動作します。
USBポートが一つしかない状況で、USBポート数節約のために外付けキーボードやマウスをBluetoothでつなぎたい場合などはついているかどうか確認する程度でOKです。
有線LAN
有線LANはついていなくてもOKです。
ただし、次の理由からついているとなおヨシです。
Wi-Fiよりも安定する
Wi-Fiよりも高速
無線はアクセスポイントまでの距離や遮蔽物によって安定性が変わってきます。
電波が弱い状態や混雑している状態では速度は出ません。
なので、有線LANがノートPCに始めからついているならそれに越したことはないです。
とはいえ、別売りのUSB-LAN変換アダプタをつけて有線LANを使うという手もありますので、ついていなくてもOKです。
テンキー
数字部分のタイピングが得意な人はテンキーなしの方がいい場合があります。
しかし、多くの人はテンキーがあった方が打ちやすく、作業効率が高くなると考えます。
プログラミングをするにはテンキーの頻度は高くないと言われがちです。
確かに頻度は高くはないかもしれませんが、テストデータを作るときなんかは数値ばかり入力したりしますので結構重宝します。
なので可能なら始めからテンキー付きの方が望ましいと考えます。
ただし、省スペースにしたい!少しでも軽くしたい!テンキーはいらない!とお考えの方はテンキーなしでOKです。
どうしても必要なら外付けで売っていますので後からつければよいでしょう。
モニタ表面処理
ノングレア(非光沢)をオススメします。
グレア(光沢)よりも目が疲れにくいノングレア(非光沢)を選択するほうがよいでしょう。
特にプログラミングする場合はモニタを長時間凝視することになりますので少しでも目に負担がかからず健康的です。
疲れにくくなると生産性も上がります。
光学ドライブ
光学ドライブとは、DVDやBlu-rayを読み書きするドライブのことですが、これはついていない機種を選ぶことをオススメします。
理由は次の通り。
利用頻度が低い
ついていると重くなる
USBで外付けできるDVDドライブが市販されていますので、必要な場合はそちらを購入して使うのが吉です。
何かの市販ソフトをDVDからインストールするにしても、一度使えば後は不要です。
大抵Webサイトからインストーラをダウンロードできますし。
たまにしか使わないものはつけず、その分軽くしたほうが持ち運ぶときに楽です。
オススメPC
これまでの説明を踏まえて、オススメPCをご紹介します。
Windowsノート
ASUS X515JA-BQ3061W
64,800円 (Amazon価格、2023/7/28現在 )
項目 | スペック |
画面サイズ | 15.6型(インチ) |
CPU | Intel Core i5 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 512GB |
OS | Windows 11 |
画面サイズ | 15.6型(インチ) |
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
重さ | 1.8kg |
国産メーカーでも最新機種でもありませんが、プログラミング入門に十分なスペックかつコストパフォーマンスに優れた機種です。
MacBook Air
Apple MacBook Air
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Macなら15.3インチのMacBook Air一択です。
時短・便利になる周辺アイテム
外部モニタ
IOデータ 23.8型 EX-LDH241DB-B
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生産性を挙げるアイテムとして、ノートPCに外部モニタをつないでデュアルディスプレイ(2画面)にする方法があります。
画面の作業エリアを広くできるため、資料を片方の画面に表示させながらもう片方の画面でプログラムを書けます。
MSI 27型 MD271PW
26,800円 (Amazon価格、2023/7/28現在 )
MacだとType C対応のモニターが必要です。
上記の機種ならType Cに対応していますので使えます。
Windows で27型にしたい方もどうぞ。
無線マウス
ロジクール M650MGR
4,200円 (Amazon価格、2023/7/28現在 )
Bluetoothでつながるワイヤレスマウスです。
ワイヤレスだと線が引っかかることもなく快適に作業できます。
外付光学ドライブ
BUFFALO DVSM-PLV8U2-BK/N
2,980円 (Amazon価格、2023/7/28現在 )
何かのソフトをインストールする場合に外付けの光学ドライブが必要になります。
そんな場合にお使いください。
※ Macの場合は以下の変換アダプタも購入するが必要ありますので合わせてどうぞ。
Anker USB-C & USB 3.0 変換アダプタ
999円 (Amazon価格、2023/7/28現在 )
Q&A
中古PCではダメ?
中古でもOKです。
プログラミング入門用として、まずは中古を買ってみるのも選択肢の一つです。
ただし、必要スペックの基本の3つは必ず押さえておきましょう。
また、中古は不意の故障に見舞われるリスクがあることも頭に入れておきましょう。
タブレットではダメ?
ノートPCをオススメします。
MicrosoftのSurfaceのようなキーボードがつく「2 in 1」の機種であればOKですが、タブレットはタッチ操作を基本にしています。
プログラミングをするにはキーボードが必須ですから、始めからキーボードがついている機種の方がよいでしょう。
ノートPCの寿命は?
5~10年程度が一般的です。
メーカーや使い方にもよりますのでズバリの年数は言えませんが、パナソニックやNEC、VAIOなどの有名国産メーカーの機種を大事に使えば10年くらい持ちます。
ただし、バッテリの持ちが悪くなるのは避けられませんし、新しい機種は性能も良くなっているので定期的に買い替えた方がいい、という考え方もあります。
ウィルス対策ソフトは必要?
ウィルス対策ソフトは必ず入れましょう。
オススメソフトはSymantcです。
会社のPCでも自宅のPCでも長年使っていて大きな問題に遭遇したことがありません。
会社の従業員が使っていたPCでウィルスに感染してしまった事例がありますが、最新バージョンに更新したところすぐさま駆除してくれました。
複数台PCを持っていれば5台まではインストールできます。
Symantec以外ではTrendmicroの「ウィルスバスター」も有力な選択肢です。
社名は出せませんが会社の取引先の大手上場企業で採用実績があります。
まとめ
これからプログラミングを始める人向けのPCの選び方を解説しました。
ノートかデスクトップでは
ノートPC
がオススメです。
OSはMacかWindowsを選ぶことになりますが、iPhone向け開発をやろうと思っていなければWindowsがオススメです。
MacはMacbook Air一択ですが、Windowsの場合の最重要ポイントは次の3点です。
Intel Core i5 以上
SSD 256GB 以上
メモリ8GB 以上
次に重要なポイントは次の3点です。
15.6型(インチ)
解像度 1920×1080
重さ 2kg 以下
これらのポイントを押さえてPCを選べば大きな失敗を避けられますので、ぜひ参考にしてください!